


法人事業部
創業当時からお客様に対して販売を続けてきた当社にとって、法人営業は新たなチャレンジでした。お取引先様のカタログに商品を掲載してもらうこと。お取引先様の店頭に置いて販売してもらうこと。これまでは自社のみで商品を扱ってきたからこそ、お取引先様にどうやったら島の人を理解していただき、お客様に伝えていただけるのか。法人営業のスタッフは商品を売るのではなく、礼文島、北海道のことを熱く語ることで、少しずつお取引先様を増やしていきました。
今でもそうですが、電話口でレブニーズですと会社名を名乗っても、相手にすぐに認識してもらうことができない状態。礼文島や新千歳空港に店舗があること。ECで海産物を中心に販売している会社だと、丁寧にお伝えする必要があります。こういったことは大手から転職してきた中途社員にとっては、非常に刺激的。会社の看板で戦うのではなく、本気で北海道や礼文島のことを伝え、ご理解をいただくことができないと取引が始まりません。だからこそ、商品を売るのではなく、共感していただくこと。これが法人営業に求められることだと実感する瞬間です。
また、これまでBtoCしか経験をしていない当社にとって、大量ロットで納品することや、お取引先様からのご注文、個人情報を適切に管理することなど、法人向けのご注文に対応するバック業務の体制構築も急務でした。ある時は大手コンビニエンスチェーンに商品を掲載してもらったものの、各店舗から1セットずつでも注文がくるだけで、何万個もの発注数となり、全社員総出で出荷をしたこともありました。
経験をしたことがない。業界のことを知らない。だからやらないということではなく、今はできないだけと捉え、1つずつ課題を潰していくこと。そうすれば必ずできるようになる。法人営業のスタッフは、今日も礼文島、北海道のことを伝えています。
卸売り事業
礼文島、香深(カフカ)フェリーターミナルの近くにある島の人礼文工場。2018年に現地の会社から譲り受け、1年を通じて礼文島で水揚げされた商品を現地加工しております。
当社が創業したころは島で水揚げのあったウニを卸してもらい、自社で塩水パック等に加工していました。新参者であるがゆえ、数量の確保に苦戦するときが多々ありましたが、日参を繰り返し、少しずつ現地の人と信頼関係を築いてきました。
礼文島の特産品であるウニやホッケを礼文工場で加工し、お客様や新千歳空港に発送しています。特にホッケは冷凍せずに冷蔵状態でお届け。ホッケは鮮度劣化が早く進むため、冷蔵状態は干物以外ではなかなか流通しないもの。現地に工場をもち、新千歳空港までの配送ルートを確保したことで、お客様にできたての商品を提供することができました。
工場を取得したことにより、卸売り事業を2018年より本格稼動。これまで法人営業では加工品の取り扱いはありましたが、卸売り事業は原魚を扱うようになり、お取引先様の開拓から開始しています。市場をはじめ、食品メーカーなどを1件1件まわっていき、礼文島、北海道の良質な素材を提案しています。
既存クライアントに往訪し、各社にとって必要な商品が何かを考え、提案してほしい。
礼文島で活用しきれていない少量多品種の魚の活用方法と卸売り先を探してほしい。
北海道を一緒に広めていけるクライアントを探し、北海道について話をしてきてほしい。
私が法人営業課に配属されて間もない頃、上司からの問いは「どんなビジネスをやりたいか?」でした。当社の営業マンに求められるのは単に売ることではなく、ビジネスモデルから描くことです。そしてこれは入社1年目の私にも例外なく求められました。
そこで私は 「これまでは店舗に自社商品を並べてもらう営業だったが、そもそも商品に【食材】としてのニーズはないか」と考え、居酒屋やレストランへの営業をかけました。そして最終的にこれが実現し、当社の「新しいビジネスモデル」となりました。
まさにゼロから「1」を生み出すとはこのこと。この「1」はいつか「100」になるかもしれないわけで、新たな可能性を切り開いたのだと感じました。これはやっぱり嬉しかったです。このビジネスをより大きな規模にしていくことが私の今の楽しみです。
北海道を食でプロデュースするという大きなビジョンを掲げている当社は社員数100名に満たない中小企業。そこで、我々と一緒に、洗練された商品とその世界観、北海道の食の感動を全国のお客様へお届けしてくれる、そんなビジネスパートナーとなってくださる企業様を探すのが私の仕事です。
クライアント様の持っている店舗やカタログ、ECサイトなどのリソースを使用させて頂くことで、これまで我々の力だけでは感動をお届けできなかったお客様にも北海道の魅力を伝える事ができるのです。北海道のことが本当に大好きで、その魅力を多くの人に広めたい方。こんな方と一緒に働きたいです。